検査センターBLOG

(一財)青森県薬剤師会 食と水の検査センター
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木綿へのあこがれ

木綿は「もめん」と読みます。

もう一つ、意味が違う別な読み方があります。

「ゆう」

 

ハマユウという植物があります。

宮崎県の花に指定されています。

ふつう6月から9月頃まで、重なりあったみどりの葉の中央から、白い大きな花をつけてよいかおりをはなち、南国的ふんいきをかもしだしてくれます。

(宮崎県庁HPより引用)

ハマユウを漢字で書くと、「浜木綿」。

女優の浜木綿子さんの読みは「はま ゆうこ」です。

 

さて、このゆうと読む「木綿」とはいかに。

辞書には、「コウゾの皮の繊維を蒸して水にさらし、細かく裂いて糸としたもの。主に幣(ぬさ)として神事の際にサカキの枝にかける。」(デジタル大辞泉より引用)とあります。

 

楮(こうぞ)の実は野いちごに似ているようです。

植物図鑑に載っている楮は、和紙の原料として記されてありました。

 

青森県弘前市に楮町という地名があります。

「こうぞまち」ではなく「こうじまち」と呼ぶそうですが。

紙を作るために楮が植えられていたためそう呼ぶようになったようです。

 

かつては麻(あさ)で穢(けがれ)を祓い清めていたようですが、のちに楮(こうぞ:クワ科の落葉低木。樹皮の繊維は日本紙の原料となる)から作った木綿(ゆう:楮から採った糸)や和紙(楮から作った紙)を用いるようになって、後世になると、この紙を榊の枝に付けて清浄の証としたようです。(神社オンラインネットワーク連盟HPより引用)

 

由布院の写真が届きました。

約1300年ほど前の奈良時代に編纂された豊後風土記の中に、「柚富郷(ゆふごう)、郡の西に在り。この郷の中にタクの樹、多に生いたり。常にタクの皮を取りて以ちて木綿(ゆふ)に作れり。因りて柚富郷といふ」という記述がある。
(要約:当時この郷にタクの樹が多く野生していて、その皮を取って木綿を作ったので、それが郷名となった。)
平安時代には稲などの租税を収蔵する倉院が柚富郷に設置され、以来、ゆふの倉院、ゆふの院、ゆふ院と呼ばれるようになったといわれます。また、この頃の和妙抄(当時の漢和辞典のような書物)に由布郷とあり、この辺りが由布院という地名の起源といわれています。(由布院温泉旅館組合HPより引用)

由布院の「ゆふ」は木綿のことだったのです。
楮にはタクという別名があったようです。

リクルートがアンケート調査した「じゃらん人気温泉地ランキング2012」を見ました。

由布院温泉のランクを探すと、

じゃらん全国人気温泉地ランキング(これまでに行ったことがある温泉地のうち、「もう一度行ってみたい」温泉地)では、昨年に続き第2位。

全国あこがれ温泉地ランキング(まだ行ったことがないが、一度は行ってみたい温泉地)では、昨年に続き堂々の第1位。

 

九州は未踏の地。

南国へのあこがれは募るばかり。

「ゆふいんの森」というリゾート列車があることを息子から教わりました。

由布院へのあこがれが更に増えました。




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